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お肌基礎知識 アーカイブ

2006年12月16日

美肌辞典 その1 お肌の基本構造

お肌ってどんなところ?

お肌(皮膚)は第6の臓器とも呼ばれ、吸収、排泄、防御など様々な機能がある大切な器官です。

表皮、真皮、皮下組織と大きく3つに分類されますが、美肌に関係しているのは主に表皮と真皮です。

まずは、表皮の構造を見ていきましょう。

お肌の基本構造


表皮は、上の図のように4つの層に分かれ、各層ごとに役割があります。

まず、一番下の基底層では、メラノサイトがメラニン色素を生み出し紫外線からお肌を守っています。それから、基底細胞が分裂し、新しい細胞を生み出しています。それにより一つ一つの細胞が徐々に上に押し上げられ、最終的に垢となりはがれ落ちていくのですが、これを新陳代謝(ターンオーバー)と言います。

お肌の新陳代謝(ターンオーバー)は通常28日周期といわれていますが、年齢とともに周期が長くなります。個人差はあるようですが、通常年齢プラス10日といわれています。

第2層は有棘層と呼ばれ、リンパ液に満たされ、細胞と細胞が突起物でつながっています。

第3層は顆粒層と呼ばれ紫外線からお肌を守る役割をしています。

第4層は角質層と呼ばれ、細胞間脂質に満たされている層で、細菌や外的刺激からお肌を守ります。この層の細胞はすでに死んだ細胞ですので、化粧品などで栄養分をいくら与えても元気になることはありません。

美肌辞典 その2 紫外線からお肌を守る

よく「雪色のようなお肌になりたい」とか「色白美人になりたい」と言う事を耳にしますが、果たしてこれはお肌にとって良いことなのでしょうか?

答えはNO!です。

実は、お肌にもっともダメージを与えているといっても過言ではないのが『紫外線』です。紫外線を浴び、お肌の防御機能が働きだすと色が黒くなります。色が黒いということは光(紫外線)を吸収もしくは屈折しているという事です。つまり『色が黒い=紫外線に強い』という事が言えるのです。

色白になるということは、紫外線を処理しきれずに元気なお肌の元になる、基底細胞や真皮層まで、ダイレクトに紫外線の害を届けてしまうという事です。


メラノサイトの機能

上の①図のように紫外線を浴びると基底層にあるメラノサイトが働き始めチロシナーゼ活性酵素を生み出します。次に②図のようにチロシンが細胞内に入り、その後、メラニン色素に変化をしていきます。その後メラニン色素は分解されながらはがれ落ちていきます。それを一連の流れを図にしたのが③図です。

また、下記の図のように、メラニン色素には白人のメラニンと呼ばれるフェオメラニン、黒人のメラニンと呼ばれるユーメラニンの2種類ありますが、もとはチロシンという物質です。どちらのメラニンになるかはチロシナーゼ活性の度合いや、グルタチオン還元酵素が働くか等、様々な要素が絡み合ってるようです。

メラニン説明

以上がお肌紫外線を防ぐ機能です。少しはメラニン色素の重要性つまり黒いお肌の重要性はわかっていただけたでしょうか?

確かに日本人女性が持っている『色白=美人』という観念は理解できますが、皆様にはまず、女性の美しさの尺度はそれだけではないと言う事をぜひ理解していただきたいです。

それでは「美白はするなということ?」と思われるでしょうが、そうではありません。前述したように「美白をしたいという気持ち」は理解できます。ですから、美白(UVケア)は紫外線の脅威にさらされるという事を、まず念頭において頂き、紫外線からお肌を守る事(UVカット)も考えながらUVケアをしていただきたいのです。


ポイント UVケアとUVカットはご一緒に

美肌辞典 その3 人種による肌の違い

よく「ヨーロッパで流行った美容法だから大丈夫」とか「アメリカの○○という女優が使ったコスメだから良い」とか聞きますが、本当でしょうか?

私は「一概にそうは言い切れない」と思います。

「日本人の肌は世界一デリケートなお肌なんだ」という声も聞きますが本当でしょうか?

あまり信用しないほうがよさそうです。

「それでは何を基準に選べばいいの?」と疑問をもたれると思いますが、それにはまず自分の肌の質を知る事が大事です。その為にも「人種による肌の違い」を覚えておくと、とても役立ちます。

世界には様々な人種が存在しますが、それぞれの肌の質はまったく違います。すなわち美しくなる為の美容法も違うということです。

まず、お肌の厚みですが、下の図のように一番お肌が薄いのは黒人です。つまり刺激に対して一番デリケートなのは黒人の肌なのです。ゴマージュやピーリングなどのお肌を薄くする美容法は適していません。

美肌辞典 人種による肌の違い 肌の厚み


次にメラノサイト(メラニン色素)の量ですが、これは見た目通り白人が一番少なく、紫外線に一番デリケートなのは白人の肌という事がいえます。UVケアを必ずしないとすぐにシミやシワになってしまいます。

美肌辞典 人種による肌の違い メラニンの量

つまり、私たち日本人はどちらも中間で一番バランスが良い肌という事がいえます。

世界三大美女の中にアジアから2名出ている事からも、昔から、東洋人のお肌は世界の憧れの的だったのかもしれませんね。

現在では様々なコスメや美容法が簡単に試せますが、選ぶ時は他人任せではなく、自分の肌質をよく考えて選ばないと後々後悔する事にもなりかねません。

例えば、ピーリングやゴマージュ(スクラブ)などは、角質層が分厚い白人のお肌にはとても良い美容法です。回数や強さなどもそれほど気にしなくてもトラブルにはなりません。しかし、私たち日本人のお肌は、強すぎるピーリングやゴマージュをすると、すぐにトラブルにつながってしまいます。

ですから、角質ケアをする際は専門のお医者様や熟練のエステティシャンに任せるのが正解です!

専門の医院やサロンに通うことが出来ない方は、どうしてもご自宅でケアすることになると思います。自宅で出来る角質ケアとしてはマイルドなピーリング石鹸がオススメです。しかし、これも「スベスベになるから」とやり過ぎると絶対にトラブルになります。何事もほどほどを心がけて正しい角質ケアをして下さい。

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